interview

春風亭朝枝×春風亭与いち

vol.1 第一回【前編】

まったくタイプの異なる、叔父vs.甥っ子!
ふたりが描き出す化学反応に注目を。

朝枝さんは春風亭一朝一門の末っ子弟子。そして、与いちさんは春風亭一之輔一門の二番弟子。一之輔師匠が一朝師匠の二番弟子なので、朝枝さんと与いちさんは、一門の中で叔父・甥っ子という繋がりになります。とはいえ、香盤的には2年の開きしかなく、前座修行も一緒にこなした近しい存在。二人が同じ寅年生まれということから始まったこの二人会、開催にあたって、お二人に対談をお願いしました。好きなタレントの話から、前座時代の上下関係、そしてお互いにどんなふうに思っているかなど、縦横無尽にお話いただきました!

春風亭朝枝×与いちインタビュー写真

お二人の対談は、撮影中の雑談からスタート。撮影で硬くなりがちな表情を和らげるために、まずは好みの女性のタイプから伺います!

――いきなり対談をスタートしますが、まずは好みの女性のタイプを教えてください(笑)。きっとこの対談を読んでくださっているファンの方々も気になるところだと思いますので……。

与いち:今なら、広瀬すずちゃんです。美人ですよね。私、同い年なんです。あにさんは?

朝枝:我々の世代で言ったら、やっぱり、“あゆ”じゃないですか? 浜崎あゆみさん。私たちはその世代ですよ。男子はみんな、浜崎あゆみさんが好きだった!

与いち:それ、土地柄じゃないですか(笑)。絶対に時代が違ってますって。

朝枝:そう?みんな“あゆ”様だったけど……。あとはモーニング娘。ね!

――モーニング娘。の中だったら、誰のファンでしたか?

朝枝:そこは……、よく分からないです(笑)。みんなキレイでしたからね。

与いち:私は加護ちゃん(加護亜依さん)でした。その当時はまだ保育園児でしたけど、加護ちゃんと松浦亜弥さんの人気がピークだったんです。今でも覚えてるんですが、保育園のお迎えのときに、親があやや(松浦亜弥さん)のトランプを買ってきて、「いいもの買ってきたぞ!」って私に渡したんです。好きなタレントのトランプをよりによって保育園の中で渡すなんて……。「あややのことが好きな俺の姿は、家でしか見せてないんだから!ここでそれを出すな!」と保育園児なりにすごく焦った記憶があります(笑)。

春風亭朝枝×与いちインタビュー写真

朝枝:鈴木あみさんも、その頃じゃない?

与いち:私の世代ではないですよ。あにさんの世代でもないでしょう?

朝枝:栃木は少し情報が遅れて入ってきてたのかな……(笑)。当時の男子はみんな、アミーゴのこと大好きでしたけど。

与いち:今のタレントさんや女優さんだと、誰が好みですか?

朝枝:見てないから、分からない……(笑)。

与いち:話を聞いている感じだと、あにさんは少し“エロ”を感じないとダメなんじゃないですか?
エロさのある大人の女性を好きな気がする。私はそういうのちょっと苦手なんですけど……。でも深キョン(深田恭子さん)は好きです♡
あにさん、深キョンはどうですか?

朝枝:栃木では、深キョンは流行ってなかったなぁ……。

(スタッフ全員爆笑)
――では次は、小さい頃に流行っていた遊びを教えてください(笑)。

与いち:缶蹴りじゃないですか? サッカーや野球など習い事を除くと、ドッジボールや缶蹴り。外で遊ぶ派でした。あにさんは?

朝枝:缶蹴り。

――先に朝枝さんに聞かないとダメですね(笑)。全部与いちさんのまねっこしちゃう(笑)。

与いち:本当に缶蹴りですか? セミの羽を両方に引っ張る遊びとか、そういうのしてませんでしたか?

春風亭朝枝×与いちインタビュー写真

朝枝:それは仙台の遊びでしょ?(笑) 本当に平和なのよ、真岡市は。そういうのやっちゃいけないって、ちゃんと義務教育で習ってるから。

与いち:私も受けてますって、義務教育は(笑)。しかも一応大学進学を前提に高校に通ってましたから。でも最後三年生のときに「どこ(の大学)に行くの?」と聞かれて、「春風亭一之輔に行きます」って言ったら、学校全体から驚かれましたけど。

朝枝:来てたもんね、独演会。

与いちあにさんが開口一番をされたときの会でしたよね。手紙を渡しに行きました。覚えていますか?

朝枝:そうそう。ちょうど写真を撮るタイミングだったから、一緒に写真撮ったよね。

与いち:手紙だけ渡せればいいから写真なんかいいですって言ったんですけど、師匠がいいよ、一緒に撮ろうよと言ってくれて。懐かしいですね。高校一年生のときなので、6年くらい前の話になります。

――お互いのことはどう思っているんですか?

朝枝:優秀。将来が明るいですよね。与いちとは、前座時代がかぶっているんです。

春風亭朝枝×与いちインタビュー写真

――与いちさんの前座時代のしくじり話とか、何か覚えていらっしゃるものはありますか?

朝枝:えー、あんまりなかった気がするんですけど……。

与いち:ありますよ!!!私が覚えているのは、あにさんが立て前座だった節分のとき。豆まきは通常楽屋に残っていらっしゃる師匠方が裃をつけて行われるんですけど、大師匠(春風亭一朝)が仲入りでまだ楽屋にいらしたんです。私は何を思ったのか「大師匠、裃つけないんですか?」って生意気にも聞いてしまって……(苦笑)。大師匠もビックリしたようで「俺はやらないよ」と仰ったんですが、あにさんが「与いち、何聞いちゃってんだよ???」ってなったことがありましたよね……。

朝枝:あはは(笑)。そういうところは、ある。確かに。

与いち:ありますよね……。自分でも分からずにパッと言っちゃうというか。温室育ちなので、そういうところが緩いんです……。自分の中で非常に嫌いな一面です。

――与いちさんから見た、前座時代の朝枝さんの雰囲気はどうでしたか? どんな立て前座だったんですか?

与いち:恐怖政治タイプでした。

朝枝:え?

与いち:後輩とわちゃわちゃフレンドリーに話したり、逆にビシッと怒って「すみません」と言わせるタイプではなく、どっしり構えて、雰囲気だけで下をちゃんとさせる……。あにさんはそういうタイプでした。立て前座としては恐怖政治だったと思います。

朝枝:(笑)。

与いち:何も言わなくて、ちゃんと下が言うことを聞くんです。私が立て前座だったときは、ちゃんと言わなくちゃ、誰も言うことを聞かなくて(笑)。

朝枝:本当のこと言うと、何を言っていいのか、分からなかったんだよね……(笑)。

与いち:ええ? そうなんですか(笑)? でも結果、それが一番いいやり方だったんじゃないかなぁと思います!

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  • photo by SHITOMICHI
  • interview and text by MIHO MAEDA
  • profile
  • 春風亭朝枝(しゅんぷうてい ちょうし)1986年4月12日生まれ 丙寅(ひのえ とら)2015年2月16日、春風亭一朝に入門。
  • 春風亭与いち(しゅんぷうてい よいち)1998年4月5日生まれ 戊寅(つちのえ とら)2017年3月、春風亭一之輔に入門。
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